copywrite by Nakano Mineko
イラストに添えられている‘詩’はコピーライター中野 峰子 様に寄るものです。
Copyright (C) Nakano Mineko All rights reserved

楽園。
今日は冬日の予報だからと
訪れた熱帯植物園。
花と緑に囲まれながら
コートを脱いで一休み。
うとうと眠気がさした時、
孫に呼ばれて目が覚めた。

+

+

雪道。
布団でぐずぐずしていたら
積もっているよと母さんの声。
ご飯と味噌汁急いで食べて
学校の支度5分で済んだ。
一番乗りの銀世界。
僕の後ろに道ができる。

+

+

写真。
ぽかぽか春の夕方は、
観光牧場を思い出す。
乗馬に射的にヤギの餌やり、
初めて大きなステーキ食べた。
閉園間際の記念撮影。
楽しい時間はセピア色。
+

+

出会い。
うららかな春の昼下がり
二つの小舟がぶつかる。こつん。
あちらの彼と目が合ってウフフと笑い会釈する。
そよ風吹いて花吹雪。
夢か現か、記憶の彼方。

+

+

ローラースケート。
スタジアム前に集まって
ローラースケートの練習をする。
額に薄っすら滲んだ汗に、
5月の風が心地よい。
結構上達したみたい。
炭酸飲料シュワっと弾けた。

+

+

夏越大祓。
父さん、どこかに連れてって!
朝から出かける梅雨晴れ間。
大きな茅の輪を三回くぐり
半年間の穢れを祓う。
無病息災、元気がいちばん。
鳩よ飛べ、空高く。

+

+

水しぶき。
コマーシャルで見た憧れの、
流れるプールにやって来た。
水着は家から着てきたし、
浮き輪もぱんぱん準備万端。
車に揺られて1時間。
どぼん、と上がる水しぶき。
+

+

夕立。
ポツポツ来たと思ったら、
土砂降りになる夏の夕立。
額の汗がすうっと引いて、
肌寒くなる雨宿り。
温かいスープ飲みたいと、
考えるうちに虹が出ていた。
+

+

2学期の朝。
水で寝癖を直していたら
遅刻しそうな2学期初日。
サドルに座らず立ちこぎで
自転車のペダル踏み込んだ。
遠くで誰かが呼んでいる。
ハッとした。まだ布団の中だ!
+

+

+

+