copywrite by Nakano Mineko
イラストに添えられている‘詩’はコピーライター中野 峰子 様に寄るものです。
Copyright (C) Nakano Mineko All rights reserved

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縁結び。
縁結びの神様に
初詣した帰り道。
立ち往生の車から
年頃の娘が降りてきた。
大きな瞳と目が合って
手伝います!声が出ていた。

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スキ。
白いゲレンデを後にして
バスに乗り込む日暮れ前。
はしゃぎ疲れた子どもの寝息で
家族旅行は終わりを告げる。
恋人時代に戻った気分で
ハートのチョコをそっと渡した。

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大阪府立近つ飛鳥博物館ギャラリーで
3月 10 日 ( 火 ) ~3月 29 日 ( 日 )展覧会を開催します、
お近くにお越しの際はぜひお越し下さい。

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新型コロナウイルス感染拡大予防のため

大阪府立 近つ飛鳥博物館が休館、

予定していた展覧会も延期になりました。

暖かくなったころに改めて案内しますのでよろしくお願いします。      




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お引っ越し。
次々に家具が運ばれる、
文化住宅のお引っ越し。
カラーテレビに洗濯機、
畳の香りも新しい。
荷解き終わる午前2時。
明日は近所にご挨拶。


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新6年生。
新学期の第一日目は
教科書をもらって帰るだけ。
新しいクラスメイトと
パチパチ火花を見に行った。
ランドセルが小さくなった。
寄り道できるのも、あと1年。
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5月の汗。
買ったばかりの自転車の
練習に行く5月の公園。
もっと押して!とせがまれて、
額に背中に汗が噴き出す。
親の苦労を今さら知った。
明日はきっと筋肉痛。
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衣替え。
時間ギリギリ間に合って
バスに飛び乗る月曜の朝。
見慣れた顔と目を合わせ
苦笑いしながら会釈する。
車内の雰囲気がいつもと違う。
今日から夏服、衣替え。
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虹の向こう。
突然の雨に逃げ込んだ
ロッジの窓から外を眺める。
屋根にガラスに、芝生に湖面、
雨粒ごとに音色が違う。
ラソラソと聞こえたその時、
空に大きな虹が出ていた。
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相棒。
セミより早く目を覚まし
バイクにまたがる夏の朝。
家で寝てたらもったいない。
相棒と二人、海を目指す。
入道雲のその先へ行こう。
まだ見ぬ世界が待っている。
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夏の終わり。
潮風に吹かれ開演を待つ
最前列のイルカショー。
キラリまぶしい逆光の中
頭からかぶる水しぶき。
日焼けした顔をタオルで拭くと
クシャミがひとつ。夏が終わる。
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遠足。
よく晴れた秋の遠足は
わくわく科学博物館。
新幹線を運転したら、
プラネタリウムを見に行こう。
歓声を上げる小学生が
やがて未来を作り出す。

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晩秋
夕焼け坂道、帰る道。
クラクションが鳴るたびに
逢魔が時は忍び寄る。
スッと背筋が寒くなった。
自然と歩調が速くなる。

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総決算。
街にサンタが現れて
気ぜわしくなる12月。
新年用の家計簿は買った。
おせちとケーキの手配は済んだ。
今年の抱負を見返して
やり残したこと総決算。